【連載6】心理的スキルとは? |
これは、@目標設定AリラクゼーションBイメージC集中力Dプラス思考EセルフトークF試合に対する心理的準備などです。
次回からは、競技力向上を目的としたメンタルトレーニングの初級編プログラムを少しづつ紹介していきます。
前回、1流選手の条件を紹介しました。その1流選手ほど持っている条件(技能)は、彼らが練習や試合で活用している
「心理的スキル」というものです。
メンタルトレーニングは、専門用語で「心理的スキルトレーニング」と言います。これは、前回紹介しました1流選手が
持っている条件の、彼らが持っている技能(スキル)の中でも「心理的スキル」を「トレーニング」するという考え方です。
メンタルトレーニンは、下記に示す7つの心理的スキルをトレーニングすることを意味します。
これらの心理的スキルは、スポーツ心理学の研究から、科学的に分析され、またオリンピックなどの試合で試され、
効果があると認められたものを選手に指導するというものです。
最近は、この心理的スキルを段階的に・系統的にプログラム化して、より効果をあげるという方法が盛んに行われています。
私たちは、1994年から、国際メンタルトレーニング学会と国際応用スポーツ心理学会との密接な関係を保ちながら、
世界的な流れの中で、日本のメンタルトレーニングのレベルアップを目的に、「メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会」を
作りました。
この研究会では、メンタルトレーニングを選手に指導する段階をプログラム化し、より効果をあげようと次のような手順を作り
指導にあたっています。それは、@紹介編A初級編B中級編C上級編Dコーチ編E親編F専門家育成編というもので、
これを段階的時間をかけて「トレーニング・準備」していくというプログラムです。
宮崎日日新聞掲載 高妻容一氏 著 |